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結露水のボタ落ちを防ぐ!『ニューツユトール』『ニューツユトールZ』『MEツユックス』

『ニューツユトール』『ニューツユトールZ』とは

結露水が集まるハウス肩部やタニ部などに適したフィルム止め材です。 集めた結露水は、『ツユトールジョイント』から排水されるため、結露水のボタ落ちを防ぎます。

『MEツユックス』とは

アーチパイプをかさ上げする金具で、アーチパイプと直管パイプをクロスに止める金具です。直管パイプとフィルムが接しないため、結露水がフィルムやアーチパイプを伝ってタニ部へ流れ、結露水のボタ落ちを防ぎます。

結露水のボタ落ちは作物に悪影響?

・結露水は同じ場所に落ち続けるため、作物にかかると常に湿った状態になります。ずっと湿った状態ですと、作物が病気になることがあります。
・病原菌が混ざっている土壌に結露水が落ちて、その土が作物に付着すると病気が発生する場合があります。
・病気にかかっている作物に結露水があたり、その結露水が他の作物に付着すると病気がうつる場合があります。

結露水のボタ落ち対策として『ニューツユトール』『ニューツユトールZ』『MEツユックス』をご紹介します。

『ニューツユトール』の特長

『ニューツユトール』の材質はスチール、
カラー、アルミの3種類です。
長さはそれぞれ2.5m、3mです。

①の端部は結露水を受ける部分として使用します。②のビニペット部分にはフィルムや防虫ネットを展張します。

『ニューツユトール』は肩部やタニ部に取り付けます。

フィルム裏面に付着した結露水を『ニューツユトール』の端部で集めます。
集めた結露水は『ツユトールジョイント』に流れ、ハウスの外に排水されます。

『ニューツユトールZ』の特長①

『ニューツユトールZ』の材質はアルミのみです。
長さは2.5mと3mです。

①の端部は『ニューツユトール』と同様に結露水を受ける部分として使用します。②のビニペット部分にフィルムや防虫ネットを展張します。③のビニペット部分は結露水を受ける部分として役割を果たします。

『ニューツユトールZ』の端部で受け止められなかった結露水は、赤矢印のようにフィルムと本体の間を伝ってきます。伝ってきた結露水は結露受け部分(黄色)で受け止められ、『ツユトールジョイント』に流れ、ハウスの外に排水されます。

『ニューツユトールZ』の特長②

ハウスバンドがきついと、巻上げフィルムを圧迫し、巻上げの際に重く感じることがあります。

『ビニペットEX』の高さ13mmに対して『ニューツユトールZ』の高さは24.5mmあります。

『ニューツユトールZ』のように高さがあると、『ビニペットEX』に比べ、アーチパイプと巻上げフィルムに隙間が生まれます。ハウスバンドによる圧迫が軽減され、タニ部の巻上げ換気をスムーズに行えます。

MEツユックスの特長

規格:アーチパイプ×直管パイプ(mm)
φ19×32/19×38/22×38
φ25×25/32×32

クサビを本体へ打ち込むと、本体のリブとクサビのリブが重なり、頑丈に固定されます。クサビを打ち込むだけで固定されるため施工が簡単になります。

『MEツユックス』を使用することで、直管パイプとアーチパイプの間に隙間ができます。結露水が直管パイプへ流れることを防ぎ、結露水落下を軽減します。
結露水は、アーチパイプやフィルムを伝ってタニ部に流れていきます。

セットでさらに効果アップ

ニューツユトールシリーズと『MEツユックス』の両方を取り付けることで、結露水のボタ落ち防止を強化することができます。

『MEツユックス』はニューツユトールシリーズより上部のハウス肩部に取り付けます。

『MEツユックス』を使用し、アーチパイプと直管パイプを離すことで、赤矢印の方向にアーチパイプを伝って結露水は流れていきます。さらにニューツユトールシリーズを取り付けることで、アーチパイプから流れてくる結露水を集めることができます。