現場にGO

豊橋から海を臨む、みどりのデザイナー ナチュラリーアーツ様


今回は、愛知県豊橋市の観葉植物を栽培しているナチュラリーアーツ代表 片桐様にお話しを伺いました。

観葉植物の生産

ハウスで観葉植物の生産は珍しいですが、きっかけは?
片桐様:「もともとはインテリアデザイナーの仕事(社名のロゴデザインも自作)をしていましたが、農業は13年前に新規就農ではじめました。以前は胡蝶蘭の生産に携わっていましたが、電気代が400万/月と多大なランニングコストが掛かるのが負担でした。観葉植物のいいところは、暖房費が1シーズンで100万程度とおさえられることや、花と違ってアレンジ次第で出荷時期を調整できることが、生産側からすると融通が利いて魅力でした。」

観葉植物の種類

栽培している品種は全部で10種類。苗は海外からで、原産国はタイやスリランカ、インド、最近では中国やアメリカなど各国から輸入されているそうです。

出荷や輸入について

出荷先について伺いました。
片桐様:「観葉植物の市場があり、そこへ出荷しています。ネット販売やほかの業者からの問い合わせもありますが、輸送には観葉植物特有のリスクがあるため補償がきく市場にしています。」

輸送リスクとは?
片桐様:「温度管理が難しく、輸送期間が長引くとしおれてしまうことがあります。過去には苗の輸入に時間が掛かり、開けてみたら全部しおれていたこともありました。」

最近の観葉植物の市場変化はありますか?
片桐様:「最近はビルや公共施設などの緑化事業による需要が増えています。」

電動カンキットの導入理由

導入理由を伺いました。
片桐様:「観葉植物は熱帯のイメージが強く高温に強いと思われがちですが、実際は密林に生息しており直射日光に弱く、温度が高すぎるとしおれてしまいます。」

片桐様:「時期によって換気、内張遮光カーテンをこまめに開閉する必要がありましたが電動カンキットを導入してからは、圃場を離れることができるようになりました。」

今後の展開について

今後の展開について伺いました。
片桐様:「ハウスの新設を考えています。海が近くサーフィンが趣味ということもあり、海沿いに自宅を構え、ハウスとカフェを併設して、バイヤーやユーザーに観葉植物を見てもらうという事業ができればと思っています。」

営業担当からひと言

風が強いこちらの地区では、めずらしいパイプハウスでφ31.8を使用した強固なタイプでした。
鉄骨丸屋根ハウスに比べて低コストということもあり、今後のこのタイプのハウスがこちらの地区で増えると考えられます。

現場情報

施主名 :片桐様
農園名 :ナチュラリーアーツ
地 域 :愛知県豊橋市
設 立 :2007年
就農年数:13年

ハウス仕様

間  口 :6m
総面積(㎡):3,300㎡
奥 行 き:48m
連棟(棟数):4連棟(屋根型 3連棟あり)
骨  材 :φ31,8
被 覆 材:農POフィルム

現場で使用している製品

電動カンキット®駆動機 電動カンキット®駆動機

電動カンキット®トランス盤Ⅱ2台用 電動カンキット®トランス盤Ⅱ2台用

レインペット® レインペット®

テイペット®ドアEX テイペット®ドアEX