現場にGO

『トートラス』の強みを最大限生かせる現場

ハウスの間口 : 6.3m
ハウスの奥行き : 22m
ハウスの棟数 : 単棟
骨材 : 丸パイプ Φ25
被覆材 : POフィルム 0.15mm
栽培作物 : レタスキャベツ

現場で使用している製品

トートラス

トートラス

ハウスの雪害・風害対策として、アーチパイプと直管パイプ(奥行き)をダブルに止める専用部材です。トラス構造によって、ハウスの上から、横から、斜めからのハウス全体の強度を高めます。ハウス内で建てられる後付け簡単な部材となっています。

現場写真ご紹介

『トートラス』はパイプハウスにダブルアーチを施すための補強専用金具です。1間半ごとにダブルアーチを組み込み、さらに奥行き方向の直管パイプもダブルにするため強度抜群です。施工性が良く、作業空間が従来通り確保できるのが特長です。

『ツマソーⅢ』は妻面上部に取り付ける換気窓です。ヒモを操作して3段階の開閉ができます。ドアより高い所に溜まった熱を排出し、ハウス全体の換気効率を上げます。

『カンキット101』はサイドフィルムの巻上げに使用します。減速比が1:1なので巻上げもスピーディーです。

現場のポイント

こちらの現場は、田畑が広がる開けた地で強い風が吹き付けます。特に冬場の西風が強く、ハウスサイドへの強風対策が不可欠です。取材日も風が強く、大人が立ってられない程、瞬間的に猛烈な風が吹いていました。
導入していただいた『トートラス』とは、ダブルアーチをより補強する構造体で、サイドからの負荷に対してダブルアーチがしっかりとハウスを支えます。また、棟および肩それぞれにある直管パイプもダブルとなっているため、四方から吹く風に耐えられる構造となっております。

施主様より導入のきっかけを伺いました

新設ハウスを建てる際、風の強い地域であるため充分補強されたハウスにすることを検討していました。様々な補強方法を調べた上で、トラス構造で補強する『トートラス』の導入を決めました。

施主様より導入後の感想を伺いました

既存のハウスでは、強風が吹くとフィルムがばたつき音を立てて揺れていましたが、トートラスハウスでは振動が軽減され、風に対する心配がなくなりました。また、施工の際アーチパイプをφ25からφ32へパイプ径を上げることも検討しましたが、φ25のダブルアーチ補強でしっかり強度もあり、費用も抑えられました。『トートラス』を導入するにあたり、3割弱の増額で施工でき、強度も充分あり費用対効果は高いです。





・ハウスのこだわりについて教えてください。
 施主様:ハウスを建てる時も、ただ強いハウスを望むのではなく、夏場の換気・冬場の保温性を考慮して、『ニュービニペット』の位置を変更してもらうなど、農業をする上でプラスになるように施工してもらいました。夏場と冬場で、育苗棚の高さを変えるだけで換気・保温効果を高められることを経験で学び、ハウスの特性をうまく利用した栽培を行っています。

・困っていること、その対策について教えてください。
 施主様:風が強いので、ハウスの補強と市販の防風柵を設置し、少しでもハウスへの負担が減るように工夫しています。

・農業を始めたときに苦労したこと、大変だったことはありますか?
 施主様:就農したての頃は、わからないことも多く覚えることばかりでした。第一線で農業をすることの難しさと責任を強く感じました。

ヒロッピー:ご回答ありがとうございました。

『ビニペットEX』で雪に負けない!オシドリ夫婦のいちご農園

お名前 : 野口様
ハウスの間口 : 6.3m
ハウスの奥行き : 70m
ハウスの棟数 : 単棟
骨材 : 丸パイプ φ42.7
被覆材 : POフィルム 0.15mm
栽培作物 : イチゴ

現場で使用している製品

ビニペットEX

ビニペットEX

たわみ・保持力に強いフィルム止め材です。
底面に3本のラインが施しており強度があります。また、深溝タイプ・リップ部分が内側に折り込まれているため、『スプリング』が外れにくく多重張りに適しています。

現場写真ご紹介

茨城でもここ数年は思わぬ積雪に悩まされるケースが増えています。こちらのハウスは骨材にφ42.7を使用しています。フィルム止めもたわみに強い『スエジビニペットEX』を使って施設全体の強度を上げています。

9月はイチゴの定植作業中です。ハウス内の温度を一定に管理するために、『電動カンキット』を使っています。野口様は「自動にした分、ほかの作業ができて助かる」とおっしゃっていました。奥様も出かけられるうようになったと喜ばれてました。

野口様の奥様です。インタビュー中も終始お二人は、仲の良いオシドリ夫婦でした。野口いちご園のイチゴは甘くておいしいと評判で、わざわざ県外からもお客様が足を運ばれてくるそうです。

現場のポイント

ここ数年、茨城県内では毎年のように積雪による被害が出ており、従来よりもハウスの強度が求められるケースが増えています。施主様も建て替えを行っており、連棟から単棟、パイプをφ25からφ42に変更、ビニペットも強度がアップした『ビニペットEX』を導入していただいています。また、温度管理が重要なイチゴを複数棟で栽培をしているため、『電動カンキット』が省力に貢献しています。

施主様より導入のきっかけを伺いました

製作所の経営をしており、換気作業については自動で省力を希望し『電動カンキット』を導入しました。また、平成26年の関東の大雪で被害を受けて、建て替えに強度のある施設を望み『ビニペットEX』を導入しました。

施主様より導入後の感想を伺いました

丈夫な施設に満足しており、『電動カンキット』がついてからは作業時間の短縮、省力化ができ、要所でチェックする以外はつきっきりでハウスの管理をする必要がなくなりました。





・ハウスのこだわりについて教えてください。
 施主様:春には毎年イチゴ狩りを開催しています。摘みやすい空間の広い施設にしています。

・困っていること、その対策について教えてください。
 施主様:近年の強風・豪雪対策に『ビニペットEX』を導入し、ハウスの強度アップしています。

・農業を始めたときに苦労したこと、大変だったことはありますか?
 施主様:雪害に遭い、一時はやめようと思っていましたが、「野口さんちのイチゴを!」とわざわざ遠方から来られるお客さまもいらっしゃるので、頑張って営農を再開しました。

ヒロッピー:ご回答ありがとうございました。

『電動カンキット』で簡単管理

お名前 : 後藤富雄様
ハウスの間口 : 5.4m
ハウスの奥行き : 50m
骨材 : 丸パイプ φ22
被覆材 : POフィルム 0.15mm
栽培作物 : セロリ

現場で使用している製品

電動カンキット駆動機

電動カンキット駆動機

換気で最もポピュラーな方法は側面換気です。
開閉作業を省力化(温度管理で自動開閉)ができる製品です。

現場写真ご紹介

ハウス8棟の北側に『電動カンキット』を設置しています。

『電動カンキット』を肩部より上に取り付ける事でハウス内上部に溜まった暖かい空気が換気されやすいので、ハウス内の環境も良好です。

『電動カンキット』の換気の他、非常に風が強い場所の為、暴風柵も設置しています。

現場のポイント

こちらの現場では『電動カンキット』で換気を行っています。
『電動カンキット』は2系統の温度制御ができるため、サイドとタニ、もしくはハウスの左右で開閉温度を変えることも可能で、『トランス盤』(オプション)を使うと、最大26台まで制御できます。こちらの現場のように沢山ハウスを管理しており、開閉箇所が多いときにとても便利かつ、現場に合わせた温度管理ができます。

施主様より導入後の感想を伺いました

温度を自動で管理してくれるので、作業手間が大幅に軽減されるので重宝しています。

お話を伺って~弊社営業担当より

暴風柵を設置する事で、風が強い場所でも安心して『電動カンキット』が使用できます。