現場にGO
ウォーターカーテンの自動化でイチゴ栽培の労働力を最適化!

栃木県で3代に渡りイチゴ農家を営む、猪野様にお話を伺いました。猪野様の圃場では、品種「とちあいか」を栽培しています。
日本一のイチゴ産地・栃木県

今回の取材先は、生産量日本一を誇る栃木県でも最大の産地である真岡市。
イチゴといえば誰もが知る品種「とちおとめ」から、近年は「とちあいか」が市場を席巻し、その大ぶりの果実が好評です。

こちらは猪野様のパイプハウスです。生産現場は主に単棟のパイプハウスが主流となっています。
栃木県発祥のエコ技術 ”ウォーターカーテン”

早くからイチゴの産地として名をはせた栃木県では、保温技術のひとつとしてウォーターカーテンという技術を確立してきました。
仕組みは、四季を通して一定の温度を保つ地下水をカーテンに散水することで、夜間のハウス内温度を保つというものです。その歴史は古く、昭和54年に開発されたとされています。
今回お話を伺った猪野様のお祖父様が所属されていた研究グループが発案した技術であり、猪野様にとっても縁の深いものだそうです。
自然エネルギーを利用する、いわばSDGsを先取りした技術で、現在では県内に広く普及しています。一方で、毎日長い巻き上げ幅を開閉する必要があり、その作業に労力がかかる点が唯一の課題でした。
労働力不足の現状と、その解決策となる「電動カンキット」

猪野様の圃場では、ウォーターカーテンの自動化にいち早く取り組まれ、発売と同時に電動カンキットの「アーチカーテン用パーツセット」を導入、開閉作業の省力化を実現されています。
現代のイチゴ生産では、栽培技術の向上や品種改良により反収は5~6トンが平均、労働時間は3,000時間を超えるのが当たり前となっています。その結果、ひと昔前と比べて約3倍ほど人手が必要になっています。

しかし、「募集してもなかなか人が集まらない」という状況は、日本一の産地であっても例外ではありません。猪野様は、カーテン以外にもあらゆる巻上げ作業を早くから自動化し、労働力の最適化に努めてきたといいます。
異業種の視点から見た「ハード」の大切さ

19年前に土木業界から家業を継ぐために戻られた猪野様にとって、マニュアルのない農業の常識は驚きだったといいます。
毎年のように台風等で被災し、自身でハウスを修繕や再建するのが当たり前だった当初、東都興業の部品だけが変形せずにしっかりしているのをみて、「小さな部品一つ一つの選び方がとても大事だ」ということに気づいたそうです。

「どんなに優れたソフトも、ハードがきちんとしていないと機能しない」
研修生や地域の若手の相談役になることもある猪野様。環境制御というソフトに目が行きがちな昨今、いつもこの言葉を送っているそうです。
担当からひと言
労働力時間の長いイチゴ栽培において、換気の自動化は標準化されつつありますが、現状の設計はサイド換気がほとんどです。
電動カンキット導入にあたっては、真岡市をはじめとした一部地域で、サイド換気より開口面積の大きい内張りフィルムを手動で全閉、全開するという作業が重労働であり、合わせて自動化できないかという要望も寄せられていました。
今回、そのような課題を解決するために「アーチ用カーテンパーツセット」を新たにラインナップしました。ガイドパイプを外のアーチパイプと内張りのアーチパイプの間に設置することで、トラクターの妨害にならないことが一番の特長です。ウォーターカーテンだけでなく、アーチ型の内張カーテン全般に使用可能な製品となっております。
今回の取材協力をいただいた猪野様はとても研究熱心で、この製品開発にも猪野様のご協力がなければ完成にはたどり着きませんでした。改めて御礼申し上げます。今後も、日本一のイチゴ産地を支える担い手としてご活躍を期待しております。
現場情報

施主名 :猪野様
地 域 :栃木県真岡市
従業員数:6名
就農年数:19年
地 域 :栃木県真岡市
従業員数:6名
就農年数:19年
ハウス仕様

総面積(坪):1,303坪
棟 数 :単棟 13棟
骨 材 :φ22・φ25
被 覆 材:農POフィルム
ハウスの形:パイプハウス
間口×奥行き:
① 5.8m×60m
② 5.8m×80m
③ 6.0m×50m
④ 6.0m×43m
⑤ 6.0m×43m ※高設栽培
棟 数 :単棟 13棟
骨 材 :φ22・φ25
被 覆 材:農POフィルム
ハウスの形:パイプハウス
間口×奥行き:
① 5.8m×60m
② 5.8m×80m
③ 6.0m×50m
④ 6.0m×43m
⑤ 6.0m×43m ※高設栽培
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